●和紙提灯

木・竹・和紙といった昔ながらの素朴な素材を使った提灯のルーツ

であり,神社やお寺さらに祭礼・葬儀といった,いわば日本古来か

らの伝統的な行事・スペースでは今も変わりなく使われているおり

ます。その素材の製造工程は分業化され,勿論せいぜいハンドツー

ル程度の工具は使われても,和紙への印刷,飾り金具付け,火袋

(提灯本体)の製作,仕上げ等々基本的にはすべて昔ながらの伝統

に育まれた,手作りならではの製品でございます。

下記写真の製品は,最もオーソドックスな神社等への奉納用の提灯

で,柄も職人芸のすべて手書きで書かれた製品です。私どもは,常

に新しい時代の中に伝統的な技法を引き継いでゆく事が極めて大切

な事と考え,日々新しい技術者の育成に励んでおります。


          

 ●三尺切長・幕柄手書き付            ●尺一寸住吉・幕柄手書き付

  直径90cmx高さ200cm           直径33cmx高さ95cm

  上記の三尺切長は2個の筒提灯をはり途中でつなぎ,さらに上下の平らな部分も

  後から胴体部分につないで,やっと1個の提灯が出来上がります。又,幕柄の絵

  さらに文字もすべて2人の技術者がまる2日間かけ手書きした製品です。


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